日本の伝統美を纏いたいと願っている花嫁様。

どんな和装が一番自分を輝かせてくれるのか?

雑誌を見たり、SNSなどでたくさんの情報を収集しながらも、悩んでいらっしゃる多くの女性がご来店されます。

 

白無垢に、文金高島田、綿帽子というクラシックなスタイルの厳かな美しさを熟知しつつも、

時代の流れとともに、伝統美を自分らしく、今の感性をプラスしてお召いただきたいというご希望を

日頃のご案内から感じています。

 

今日は、そんな花嫁さまに、創業50年を超える私たちが大切に大切に扱ってきた打掛に

どんな方法で、「らしさ」を表現しているのか?少しお話させていただきたいと思います。

 

花嫁さまの第一礼装として浮かんでくるのが打掛。

掛下からお小物まですべてを白で統一した婚礼衣装を白無垢。

きものの上にもう一枚別の着物を羽織る豪華爛漫な美しさを誇ることから結婚式で用いられるようになった色打掛の2種に分かれます。

本来、打掛の下にお召いただく掛下は、白無垢の時には先ほどご説明させていただいたとおり

「あなた色に染まります」の意を込めて、白でしたが、花嫁様のニーズや、季節、式やご披露宴の変化により

様々なお色が選べるようになりました。

先程もご紹介しているこちらの掛下は、正絹を淡いグリーンで染め上げた上品なお色味が特徴で

白無垢に季節感や個性をプラスすることができます。

もちろんお色打掛との相性もよく

色打掛の色をさらに鮮やかに、かつ花嫁さまのお肌を明るく美しく魅せてくれます。

和の印象が漂うお花も素敵だけど、自分の気持ちに正直に、好きなお花をざっくり合わせてしまうのも

個性を表現するために、大活躍。

こちらは青の掛下。

欧米の文化にはなりますが、当日何か青いものを身に着けると幸せになれるという言い伝えを

日本の輪で取り入れるのも素敵と思うのです。

襟にベージュ×ホワイトのストライプをコーディネートすることで、グッと新鮮な印象に。

春から初夏にかけてぜひご提案したいです。

無垢な白無垢と組み合わせるのはもちろんのこと

レトロなビンテージの色打掛に、今の感性を加えたモダンな姿へと印象づけてくれます。

掛下のみは室内着とされているため、なかなか日の目を浴びない掛下姿ですが

こんな美しい総柄の掛下はぜひお写真に残しましょう。

華やかな帯結びも着付け師さんの腕の見せ所。「こんな風に結んでほしい」と礼節を込めながらも

しっかりお願いして欲しいです。

掛下と打掛を組み合わせて、ご自身にぴったりなお色合わせを楽しむのも

打掛選びの醍醐味。改めて着物を選ぶ楽しさを感じていただけると思います。

打掛と並ぶ引き振袖。

お式での正装。ご披露宴のお色直しのお衣裳としてもなじみのあるお衣裳になりましたが、

この上に色打掛を羽織って

和装ならではの力強さと圧倒的な美しさに包まれる姿も贅沢です。

お式でお打掛姿。掛下の代わりに引き振袖をお召いただいているとご披露宴へのイメージチェンジも

瞬時。

お色直しも、ゲストの皆様とのお時間を大事にしたいという想いもどちらも叶います。

 

和装には守るべきルールや、歴史と共に大切にはぐくまれた文化もありますが

何より大切にしたいのは、なんのために、誰のために、なぜ纏うのか?という理由。

たとえば、成人式にお仕立てくださった大事な振袖を最後に来てほしいというご両親さまの想いと

打掛を着たいという花嫁さまの純粋な想いが重なり合うところの願いが叶うなら

ご私物のお振袖を掛下としてご着用いただき、その上に振袖との共通点をみつけてコーディネートすることも。

 

先日は、おばあ様が大切にお召になられたお着物をお借りして、白無垢とコーディネート。

おばあさまの想いと、花嫁様の想いが形になって、まさにご自分らしく纏う日本伝統美を

拝見することができました。(Amarena店内にて実際の御様子をムービーにてご覧いただけます)

 

 

厳選した婚礼衣装。そしてどのように纏うのか?

そんなにむずかしく考えなくても大丈夫です。

お母様やおばあ様にもお力をお借りして、ああだこうだ言いながら選ぶ時間も豊か。

(個人的なことですが、母と一緒に衣裳選びをしなかったことを今更ながら悔いています。

だからぜひ大事にしてほしい。一緒にご来店してほしい。)

私たちも1つ1つ紐を解いて、どんな和装姿が花嫁様をさらに輝かせてくれるのか?

プロのスタイリストとしての専門知識を生かして、佳き日に相応しい1着になりますように

時にははっきりと(笑)

ご親族様と同じ目線に立ってご案内いたします。

 

和装のご相談。ご来店ご予約は下記までお問い合わせくださいませ。

https://www.bridal-kameya.com/contact/

 

 

 

 

 

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