「5年先に訪れるはすだった未来が、突如あらわれたコ〇ナの影響で、
今、目の前に訪れた」と理解してください。
こう教えてくれたのは、私が1年前から通う大学の講師。
自身の成長を求め、毎月都内に学びに行くことにようやく慣れてきた矢先に
人の移動が制限され、Zoomを通して自宅で学習する中で、聞いた衝撃のメッセージでした。
そして、IT化が急速に進み、
今まで見て見ぬふりをしてきたことや、領域ではないと手放してきたことも含め
変革が不可欠であることを身に染みて感じながらも、何が本質なのか?ということに
向き合う機会を頂いていると捉えています。
今まで当たり前だったことを、今自分がやれることとして未来にもっていこうとするのではなく
実際に、新しい環境で新しい未来を作る為にはという視点。
この状況において失われてしまっているものは何なのか?
何が本質なのか?を見出さなければと。
収束を心から願いながらも、環境のせいにして、このまま立ち止まっていることはやめよう。
結婚式を信じて、お任せくださっているお二人の力になること
繋がりあってくださっているお二人、ご家族との絆を育みたいと
現在、いくつものチャレンジを繰り返しています。
(昨日はお客様とZoomでつながる会を開催。ご報告はまた改めて。)
その中で、延期をし、本来結婚式だったはずの日に、お気に入りのドレスとスーツを着て
記念日を迎えてくださったお二人がいます。
ここまで一緒に創り上げてきたおふたりと、そのご両親様の想いを汲み取るほど
一歩踏み込んで、その日に前撮りという記念日をしましょうとご提案せずには
いられなかったこと。
思わず涙しながら、お伝えした想いに共感してくださったことで叶った日は
おふたりが、スタッフを思いやってくださり、スタッフがおふたりに思いを寄せ
みんなが「ありがとう」で1つになっていたように思います。
その花嫁さまから頂いたお手紙4枚に綴られたお言葉を、刻むように何度も何度も読ませて
いただき、私たちの志事とは誰の?何の?ためなのか?を教えていただきました。
そして、今同じように結婚式の延期や中止を選択されたご夫婦
そしてこれから結婚式をしたいと思ってくださっているご夫婦の力になるのでは?と思い
花嫁様からご了承をいただき、ご紹介させていただきます。
「この度は、このような状況の中、私たちの為にお時間をいただき、誠にありがとうございます。
結婚式を延期・中止を決断したご夫婦は、私たちの他にも沢山いらっしゃると思いますが
私たちは皆様のおかげで大変恵まれていると、感謝しております。
今、この時間、本当だったら今頃何をしていたのか・・・どんな表情だったか
想像すれば、想いはキリがありません。
結婚式が夢だったと多くの花嫁様が口にすると思いますが
私はどちらかというと結婚式は両親の夢でありました。
ひとり娘の私が結婚式を挙げることを心待ちにしていた両親の想いもあり
今日の撮影も迷いましたが、行うことにしました。
~中略~
本来であれば、今日結婚式ができれば良かったのかもしれません。
ですが、私の中では今日ではなくて良かったという気持ちがあります。
私たち夫婦にとって、この数か月は試練の日々でした。
私たちが夫婦であること、家族をつくっていくこと、夜中に泣いて話したことも
ひとりで泣きながら時間を過ごしたこと
色々ありました。
様々なことを考える中で、結婚式の準備というのは
お互いの気持ちを探り合うような、そんな時間でした。
~中略~
お互い、心身ともに万全な状態で晴れの日を迎えることが出来るように
準備の時間を延長していただけたのだと考えております。
ですが、昨年の秋からスタートした結婚式の準備の時間の中で携わって頂いた
皆様の想いや熱に触れ、結婚すること、結婚式を挙げることの尊さを感じております。
~中略~
私は結婚式を通して1番出会うことが出来てよかったと思っているのは麗さんです。
仕事に掛ける情熱やモチベーションの高さ、人を見る目、感じとる力、
そして人を想って涙を流せるほど、感情移入してくれる優しさと温かさ。
~中略~
今回も私たちに寄り添って、このような提案をしてくだだいたからこそ
今日の素敵な時間を過ごすことができました。
長くなりましたが、私が結婚式のテーマとして持っている想いは”感謝”です。
家族・親戚・友人、私たちを応援してくれている人たち
そして私と結婚してくれた旦那様に、感謝の想いを伝えられるように
良い式に出来ればと思っております。」
結婚式をすると決め、準備を進める中で起きた状況変化。
同時に抱える悩みや葛藤。
ポジティブに捉え、前を向いて結婚式に向かってくださること。
この期間があったからこそ、何のために結婚式をするのか?という本質に
向き合ってくださった花嫁様が、素直に言葉にし
ダイレクトに伝えてくださる繋がりに、胸が熱くなります。
この先に、描いている感謝に溢れる結婚式が叶うはずだと信じ、パートナーとして
一緒に歩ませていただきます。
私たちは、この温かな関係を育み続けるために、未来に何を繋がなければならないのか?
大きな好機をいただいているに違いない出会いに、記念日に
改めてありがとうございます。