令和元年の初日。

年号が変わる歴史的な日に、佳き日をお迎えになられたおふたり。

 

花嫁さまからいただいた一本のお電話。

そこでお伺いした「近所の神社で結婚式をしたいんだけど、すべてお願いできますか?」

この真っ直ぐな想いに従順に、一緒に歩ませていただいた日のことです。

 

「もちろんです」とお応えしてから

直接お会いして、ご希望に耳を傾けながら、私が感じたのは、余計なことや、過剰なものは何もいらない。

小さなころから、お参りしている神様の元、結婚を誓いたい。

そして、長く伸ばしてきた髪の毛を美しく結って、白無垢を纏いたい。

この2つの願いを叶えることを私の喜びとすると決めた瞬間でした。

 

花嫁様が持っていらっしゃる、柔らかさや、やさしさ。そして女性としての真心が伝わるように。

花嫁様のバランスを細やかに感じながら、尽くした新日本髪。

慶んでくださっていることが、表情から伝わってきて

言葉にならない感情が溢れてくる感覚が、今でも鮮明によみがえってきます。

「令和」というまだ書きなれない年号に緊張感を覚えながらも、1文字1文字丁寧に刻まれる姿に

おふたりの強い誓いを感じました。

 

 

そして

そんなおふたりを祝福するかのように、ご親族様のみならず、地元のご友人や、近所の皆様が

大勢大勢お集りになられて。

真田氏の歴史を垣間見る直垂姿の方々の雅楽によって、彩られ、

おふたりのこれからを見守ってくださるかのように、二人立ての獅子舞が舞を披露。

人と人との繋がりが、こんなに大きな輪となって、この場にいた沢山の方々が幸福感で満たされていく。

そんな温かな心と心が通じ合える素晴らしい日に携わらせていただくことが叶いました。

 

おふたりは結婚式をして

誓いを立て、感謝のココロをはぐくむ。

そして

こんなにたくさんの方々を豊かにしてしまう心的エネルギーがあると本気で思います。

素晴らしい巡り合いに心からの感謝を送ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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